第1回「みんなでわいわい!図書館活動」
活動レポート
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2024年12月13日土曜日に第1回「みんなでわいわい!図書館活動」が開催されました。第0回のイベントで図書館ボランティアとして登録いただいた方を中心にお声がけし、19名にお集まりいただきました。

この日は、本や家具が入った図書館にはじめて入っていただきました。前回の「できたてほやほや!」イベントの際にはまだ本や家具が入っておらず、空間としての「さくと」を御覧いただきましたが、今回は図書館としての「さくと」を体感していただきました。

後半は、これまでのワークショップやイベントで活動の要望の多かった「植栽」「読み聞かせ」「交流企画」の3つのグループに別れて、活動やディスカッションを行いました。

 「植栽」グループでは、館内外や駐車場付近、中庭など、植物を育てるエリアを見て回り、時期や場所に応じた植栽計画を検討しました。既に植えている植物もありますが、駐車場入口は何も植えていない状態で、今後、地域の方々と一緒に花壇を育てる予定です。その場で葉牡丹やパンジー、シクラメンを植えることで、今後の活動の一歩を踏み出しました。

 「読み聞かせ」グループでは、読み聞かせの対象を子どもだけでなく、高齢者にも広げることの重要性が話題となりました。あったかふれあいセンターとの連携や、多言語での読み聞かせというアイデアも出されました。大人にも本との再会を楽しんでもらうため、音楽と組み合わせた新しい読み聞かせのスタイルを提案する声がありました。
 子育て支援の面では、保育園入園前の子どもたちに向けたブックスタート活動との連携や、子育て世代がゆったりと本を選べる環境を整えることが望まれています。これらの取り組みを通じて、幅広い年代が読書や読み聞かせを楽しめる図書館づくりを目指したいという意見がまとまりました。

 「交流企画」グループでは、「さくと」で実施可能なイベントや活動について話し合いました。佐川町には、多様な分野で熱心に活動・研究されている方が多くいますが、発表や共有の場が少ないという意見がありました。一方で、専門的な話を聞いてみたいものの、ややハードルが高いと感じる人もいます。「学び合いスタジオ」なら、本や情報を媒介にして、そうした人々をつなぐ場になるのではないか、との意見が出ました。また、日常的に雑談できる場が少ないことにも触れられ、ざっくばらんに話し合う場があると新たなアイデアが生まれる可能性がある、という声も上がりました。

初対面の方も多かったものの、あっという間の2時間でした。まだオープン前で未整備な箇所もありますが、地域の皆さまとあれこれ考えながら一緒に「さくと」を育てていければと思います。

 最後に「この活動の名前は何にしますか?」という質問をいただきました。次回は2025年1月11日(土曜日)10:00〜11:30を予定しており、その際に皆さんと一緒に活動名などを決められたらと考えています。図書館活動への参加をご希望の方は、ぜひ図書館職員までお声がけください。