2025年11月22日に「SILENTBOOK CONTEST JUNIOR 2025」を開催しました。

SILENTBOOK (サイレントブック)とは、文字のない絵本のこと。文字がないから、世界中のどんな国の人でもよむことができます。イタリアの出版社 CARTHUSIA が主催している「SILENT BOOK CONTEST JUNIOR」では、世界各地の子どもたちが審査員となり、選ばれた１冊が出版されます。今回、さくとが日本ではじめての審査会場となりました。

当日は 11 名の審査員が集まってくれました。世界各地から届いた 16 の物語がそれぞれタブレットに収められており、審査員は順番にじっくりと作品を読んでいきます。文字がないため、絵からお話の内容や背景を想像しながら、それぞれの作品に点数をつけていきました。

お気に入りの作品があっても、本になるのは 1 冊だけ。読み進めるうちに物語に愛着が湧いてくるので、もう会えない作品があることに少しさみしさを覚えます。子どもたちが「こんなお話があったよ」と大人に伝える場面も。

審査会のあとは「どの作品がどうよかったか」「どんなお話だったか」を話し合いました。子どもたちの視点に驚かされることも多くありました。

この取り組みを紹介してくれたのは、さくとのロゴやサインをデザインした UMA / design farm の原田祐馬さん。「毎年さくとで開催できたらいいね」と話してくれました。

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